2018.07.19
日本の社会問題
戦後70年を超え、日本の家族像も大きく変わってきました。その変化に合せて家もやはり変わってきました。
そして今、家族も家も、さまざまな問題を抱えています。
住宅は絶対的に量が足りない時代から、今では全世帯数に対して、15%近く余る時代になりました。
それは空き家問題として取り上げられています。
中でも空き家率が高いはずの賃貸は、持ち家以上に建てられ続けています。
また、地球温暖化が世界的な問題となり、エネルギーを浪費する家も減らさなければなりません。
消費するだけではなく、太陽光発電で再生可能エネルギーを創り出す住宅を進めるためにZEH住宅が推進されています。
他にも日本では、これまでに大きな地震も経験し、まだ20%もの住宅の耐震性が足りてないことがわかっています。
100万戸近い家が毎年新築されていても、日本の住宅ストックは、そんなに急には変わることはできません。
日本が抱えている問題は、住宅問題だけではありません。
その代表は、高齢化の問題です。
高齢者の割合が増えて、医療に始まり介護問題があります。
反面、人口減を招いている少子化も大きな問題です。
待機児童の問題や働き方改革を進めるための男女平等雇用の問題もあります。
その上、都市への人口の集中には歯止めがかからず、地域活性化も大きなテーマです。
このように書き並べてみても、日本の社会問題は山積みしています。
このすべての問題を、一気に解決してくれるのが、実は三世代住宅なのです。
新しく建替えればもちろんのこと、リフォームでも、最新式の省エネ住宅になり、耐震性もあがります。
高齢者が、子ども家族のそばに住むことで健康や介護に目が届きます。
逆に共働きの多い子ども世代の子育てを、祖父母世帯が手伝うこともできます。
そして、しっかりとした三世代住宅を整備するということは、家族が今の地域に住み続けるのを決意していることでもあります。
人が住み続ける限り地域が廃れることはありません。
これらのことを考えると、国が三世代住宅を推進するのもよく理解できます。
そして家族にとっても、より幸せな暮らし方になるはずです。