Guide to Housing Terminology
「ZEH」「UA値」「建ぺい率」——。家づくりには、初めて聞く言葉がたくさん出てきます。わからないまま打ち合わせを進めると、後から「そういう意味だったのか」と気づいて後悔することも。気になった言葉から、気軽に読んでみてください。
敷地面積に対して、建物を建てられる面積の上限を示した割合です。たとえば建ぺい率60%の土地に100㎡の敷地があれば、建物の1階部分は最大60㎡まで建てられます。土地を選ぶ際に必ず確認が必要な数値です。
敷地面積に対して、建物の延べ床面積の上限を示した割合です。建ぺい率と合わせて、その土地にどのくらいの大きさの家が建てられるかを判断する基準になります。
都市計画法によって定められた、土地の使い方のルールです。「第一種低層住居専用地域」「商業地域」など13種類あり、建てられる建物の種類や高さが制限されます。静かな住環境を求めるなら、用途地域の確認は土地選びの重要なポイントです。
道路幅が4m未満の場合、建物を建てる際に道路の中心線から2mの位置まで敷地を後退させる必要があるルールです。セットバックが必要な土地は、その分だけ実際に使える面積が狭くなります。土地の購入前に必ず確認しておきましょう。
リビング(Living)・ダイニング(Dining)・キッチン(Kitchen)の頭文字を合わせた言葉です。この3つの空間がひとつながりになった間取りを指します。「2LDK」「4LDK」のように、部屋数を示す数字と組み合わせて使われます。
家の中で人が移動する経路のことです。「家事動線」は料理・洗濯・掃除などの家事をする際の移動ルートを指し、動線が短く整理されているほど日々の暮らしがラクになります。間取りを考えるうえで最も大切な概念のひとつです。
1階と2階の間の天井・床を設けず、上下の空間をつなげた構造のことです。開放感や採光を得やすい一方、冷暖房の効率や音の問題が出やすい面もあります。断熱・気密性能が高い家ほど、吹き抜けのデメリットをカバーしやすくなります。
日本の住宅でよく使われる面積の単位です。1坪は約3.3㎡、1帖(畳1枚分)は約1.62㎡が目安です。「30坪の家」「6帖の部屋」といった形でよく使われます。
柱と梁(はり)を組み合わせて建物を支える、日本の伝統的な工法です。「在来工法」とも呼ばれます。設計の自由度が高く、開口部を大きく取りやすいのが特徴です。アサヒアレックスグループも採用している工法です。
木材で組んだ枠に構造用合板を貼った壁パネルで建物を支える工法です。面で支える構造のため気密性・断熱性を確保しやすい反面、間取り変更などのリフォームに制約が出る場合があります。
建物を地面に固定し、建物の重さを地盤に伝える土台部分です。「ベタ基礎」は床面全体をコンクリートで覆う工法で、湿気対策・耐震性に優れています。「布基礎(ぬのきそ)」は壁の下だけにコンクリートを打つ工法で、コストを抑えられ、高低差のある土地に対応しやすい利点があります。現在は耐震性・防湿性の観点から「ベタ基礎」が主流です。
家全体の断熱性能を示す数値です。数字が小さいほど断熱性能が高く、外気の影響を受けにくい家といえます。
新潟は夏の蒸し暑さと冬の厳しい寒さ、両方への対応が必要な気候です。UA値の基準をクリアしているかどうかは、快適な暮らしを実現するうえで欠かせない確認ポイントです。
家の隙間の少なさを示す数値です。数字が小さいほど気密性が高く、計画的な換気が機能しやすくなります。
アサヒアレックスの長期実証施設「ココラボ」では、2010年の開館以来、C値0.4を維持し続けています。これは全国的にも高い水準で、新潟の厳しい冬でも室内環境を安定させられることの証明です。
「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(Net Zero Energy House)」の略です。太陽光発電と省エネ設備を組み合わせることで、年間の電気代を実質ゼロ以下にすることを目指した住宅です。断熱性能の基準は等級5以上、一次エネルギー消費量の削減率は20%以上が求められます。
ZEHは現在、新築住宅の高性能の代名詞として広く使われていますが、2027年以降は蓄電池・HEMS(エネルギー管理システム)の搭載が必須となる「GX ZEH(新ZEH)」へと基準が引き上げられる予定です。
「GX」とは「グリーン・トランスフォーメーション(Green Transformation)」の略で、社会全体のエネルギーの使い方を根本から変えていこうという国の方針です。日本の家庭から排出されるCO₂は国全体の約16%を占めており、住宅の性能基準は2020年代から2050年にかけて段階的に引き上げられています。
GX志向型住宅は、ZEHをさらに進化させた現時点での最高水準の住宅性能区分です。断熱等性能等級6以上・一次エネルギー消費量35%以上削減(再エネ除く)・再生可能エネルギー設備の導入が要件で、国の「子育てグリーン住宅支援事業」では全世帯を対象に最大160万円の補助金対象となっています。
アサヒアレックスグループは2025年度の全棟でこの基準を標準仕様として達成しており、「GX先行宣言」として公式に宣言しています。
家の熱の逃げにくさを1〜7段階で表した指標です。数字が大きいほど冬は暖かく夏は涼しく、光熱費も抑えやすくなります。
2025年4月から全新築住宅に等級4以上の適合が義務化されました。アサヒアレックスグループは義務ラインを大きく超える等級6以上を全棟で達成しています。
新潟の冬は厳しく、部屋間の温度差がヒートショックによる健康リスクに直結します。断熱等級の高い家は廊下やトイレも寒くなりにくく、暖房コストの削減にもつながります。
※補助金情報は制度改正により変更となる場合があります。最新情報はご相談時にご案内します。
建物の地震に対する強さを示す等級で、1〜3まであります。等級3は消防署・警察署など防災拠点となる建物と同等の強度です。耐震等級が高いと、住宅ローンの金利優遇や地震保険の割引率が上がるメリットもあります。
耐震性・省エネ性・劣化対策・維持管理のしやすさなど、一定基準を満たす住宅を行政が認定する制度です。認定を受けると税制優遇や補助金の対象になる場合があります。
住宅購入時に現金で先払いする自己資金のことです。頭金を多く入れるとローンの借入額が減り、総返済額を抑えられます。一方で、手元の現金が減りすぎると諸費用や引越し後の出費に対応しにくくなるため、バランスの見極めが大切です。
住宅ローンの金利タイプです。変動金利は市場の動向に応じて金利が変わるため、当初の返済額は低く抑えられますが将来の返済額が変わるリスクがあります。固定金利は契約時の金利が返済期間中ずっと変わらないため、長期的な資金計画が立てやすいのが特徴です。
住宅金融支援機構と民間金融機関が提携して提供する、最長35年固定金利の住宅ローンです。返済額が一定のため、長期的なライフプランを立てやすいことが特徴です。
建物本体価格以外にかかる費用の総称です。登記費用・ローン手数料・火災保険・地盤調査費などが含まれ、一般的に総額の3〜7%程度が目安とされています。資金計画では必ず含めて試算しておきましょう。
建物が完成する前に必要となる土地購入費や工事代金の支払いに充てるための短期ローンです。住宅ローンの本融資が実行されたタイミングで返済します。
住宅ローンの返済中に契約者が死亡または高度障害状態になった場合、残りのローンが完済される保険です。多くの住宅ローンで加入が条件となっています。
一定の条件を満たす住宅ローンを利用して住宅を取得した場合に、年末のローン残高に応じた金額が所得税から控除される制度です。住宅の性能や取得時期によって控除額・期間が異なります。詳しい条件や最新情報はご相談の際にご案内します。
建物を建てる前に、設計内容が建築基準法などに適合しているかを確認検査機関が審査することです。新築時に必ず行う手続きで、確認済証が交付されてはじめて工事を始められます。
建物の骨組みが完成し、最上部の棟木(むなぎ)が取り付けられることを指します。家づくりの大きな節目で、上棟式を行う場合もあります。
引き渡し後に見つかった欠陥について、売主やハウスメーカーが負う責任のことです。新築住宅では主要構造部と雨水浸入を防ぐ部分について、10年間の保証が法律で義務づけられています。